さてさて・・・お待たせしました。私のこの春の最大のイベントでありました教授(坂本龍一)の『playing the piano 2009 -out of noise』の名古屋公演。そのライブレポ(というよりは感想ですね)をみなさんにご報告したいと思います。すでに iTunes Store にてMCも含めて全曲配信されていますので、お聴きになられた方もあると思いますが、その場にいた者の感想(雰囲気)を、少しでも伝えられたら?と思っています。
すでにTwitterで私の一日をドキュメント???しておりましたので、その限りないミーハーぶりは、ご理解いただいていると思います(まあ、いつものことですが・・・笑)。そんなスタートは会社から直接、クルマでは行かずに公共交通機関を利用しての参戦でした。今回のツアーも前回のツアーと同じく、教授の今の関心事である『エコ』に関しての啓蒙がかなり行われていまして、sitesakamotoからのメルマガなどでも、公共交通機関の推奨、CDパッケージの回収などが謳われていました。もちろんライブ終了後に、その余韻に浸ってビールを一杯・・・と思っていたので、電車で行った私なんですが(笑)、このあたりの協力ということも少しは考えておりました。会場のフロアにも、そんな啓蒙のコーナーが設置してあり、スタートまではそんなことも見られるようになっており、時間前のひと時を過ごすことができました。
今回の場所は9列目ということで、かなり大きく?教授を拝見(拝聴?)することができました。ライブ開始前には何度も後ろを振り返って客入りを確認していた私でしたが(笑)、見える範囲においては(4階あたりまでは)満員のようでありました。今回の名古屋は当日券もありましたので、今から行われる会場でも当日券がある個所があるかもしれません。最初に書いてしまいますが、行きたいな~と思っておられる方は、ぜひ確認して行ってください!! 絶対に損はありません!!
次はツアーパンフかな。今回は未発表の曲や新録も含めた30曲入りのCDがついた合計8冊の豪華な仕様になっていました。¥5,000は高いかな~とも思いましたが、CD2枚付いてますからね。私は得なように感じています。これはツアー終了後にcommmonsの方で通販もされるようです(数量限定のようですが)。ライブに行けなかった方は、こちらで購入できると思います。
さて、それではライブの感想に行きましょうか(笑)。
今回は事前に iTunes Store にて各公演の全曲配信が行われていますので、セットリストはある程度確認できたんですが、やはりニューアルバム『out of noise』の難解さが頭に残っていた私にとっては
『大丈夫かな~耐えられるかな~』
というのが正直な開演前の気持ちでした。教授が演奏して、映像も流れるから、もう少し理解できるだろうな~とは思っていましたが、そんな不安はつきまとっていました。そしてスタート・・・
glacier~improvisation
最初はどうなるかと思いました(笑)。非常に分かりにくい始まり方(曲)で、9列目にいても教授の登場が正直分からなかったです。また演奏ともノイズともとれるスタートでしたので、『やはりこうだよな~』とこの後も覚悟した?私なのでありました。ただアルバムで聴いていたよりはやはり、教授の姿と映像がプラスされた分、すんなりと耳に(体に)馴染んでいたように思っています。
to stanford
これが始まった時は正直、救われました(笑)。今回の『out of noise』の中でも非常に分かりやすい曲で、この後に続く『hibari』とともに、やっと教授のライブが始まったか!! という感じになりました(教授ごめんなさい)。
composition 0919
ここで今回の面白い試み、携帯の電源をオンにして観客が撮影、録音、録画できる composition 0919がスタートしました。今回取り上げた曲(写真)がその曲で、SAMSUNGのCFでもお馴染みの曲でした。ここで教授もファンから、携帯が起動するまでに時間がかかるのでMCを長くして~という声があったらしく、いちばん長かった?MCになりました(たぶん、iPhone 3Gだろうな~と思いました・・・私のも起動時間が長かったので)。写真からもお分かりのように、携帯のライト、シャッター音が効果(リミックス)抜群で、面白い光景(曲)となりました。
ここからは毎回、各公演にて選曲を変えるという試みがスタートしました。名古屋のセットリストはすでに iTunes Store にありますので細かなことは書きませんが、戦場のメリークリスマスもラスト・エンペラーもない選曲になりましたが、私にとっては前回のツアーでは聴けなかった曲が多くて、次から次へと嬉しい選曲になりました。今回の名古屋の選曲テーマはAマイナー(イ短調)だったそうで、音楽的知識のない私は???だったんですが、奏でられる曲を聴いていると『分かるような気がするかな』という漠然とした感じは理解できました。そうそう今回は『Before Long』を演奏する時から教授が『メガネ』をかけました(笑)。別の時のMCで『もうすぐアラカン(アラウンド 還暦)ですから』と笑いを誘っていましたが、それはそれでまた年輪を重ねた教授を見られてよかったなと思っています(ファンも年輪を重ねていますから・・・笑)。
そして私を今回、一番の感動に導いてくれたYMOの、教授の名曲『behind the mask』が始まったんです。事前に演奏されていた公演もあったんですが、正直名古屋でもやってほしいな~と言うのが、偽らざる気持ちでした。それが目の前で演奏されて・・・ホント万感の思いでありました。これはぜひ、興味がありましたら iTunes Store でクリックして買って下さい(笑)。けして損はさせません!!!
最後は亡くなった筑紫さんに向けて put your hands up (NEWS23のテーマです)と4年前の名古屋のリベンジ???である The Sheltering Skyでアンコールは終了しました。
今回の私の一番の感想と言うと
『音が見える』
こんな感じでした。少し漠然とした言い回しですが、流れている映像と言うよりも演奏している教授の姿(表情)を追いながら、曲を聴いているとそれだけで、今まで聴いてきた別の表情を持って体の中に沁みていった・・・そんな感覚です。特に今回の名古屋は今までCDとして聴いてきた曲も多かったので、余計に新しいイメージで聴けたのかもしれません。本当にあっという間に終わってしまった(珍しくライブの途中で時計を見なかった私・・・笑)一夜でした。
最後に二つだけ
一つ目は会社の先輩の息子さんの感想を・・・(彼は教授の曲をほとんど知りませんが、この春から音大に進みます)
(先輩に聞くと非常に穏やかな顔で帰宅し)非常によかった。曲はNEWS 23しか分からなかったけど、いいライブだったとのことでした。先輩がYMOの曲は演奏したのと聞くと、それはわからないとの返事(笑)。それと・・・
坂本龍一のような髪型、服装をした『オヤジ』がたくさんいた(誰のこと・・・笑)とのことでした。
二つ目は
大人だから、今回は iTunes Store で配信されるから絶対に『教授~』なんていう掛け声をかけるのは止めようと思っていた私。ですが・・・この名古屋公演に私の声が入っていました(笑)。今回のタイトルはそこから付けました。どれが森の人の声???ということは書きませんが、いつまでたってもミーハー全開の私でありました。
今日はもう一曲、ツアーパンフの中からアンコールでも演奏した筑紫さんに向けて、先輩の息子さんが知っていた NEWS 23のテーマである、この曲を聴いてみてください。私からの記事を読んで頂いた?アンコールです(笑)!!!
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