さあ、『アクティヴな夏』の開幕です。昨年同様に様々な場所、味、そして人(笑)に出逢うため、今年も色々と出かけようと思っています。そんな梅雨明け、夏の最初の日曜日となりました先日、予てから行きたいと思っていたこんな場所へとお邪魔してきました。
キッカケは今年初めに訪れました同じ東三河にある『阿寺の七滝』で知ったんですがその後、ここにも登場されます私の友人である『ご無沙汰K・K』さんにもススメられていて、一度は行ってみなければ!!! そう思っていた場所なんです。ただ、後でご覧頂くこの風景・・・・絶対に夏がいいのでは?と思っていた私は満を持して(いえいえ、これも先延ばしでしょ!!!)今回のオープニングに選んだわけです。
さて、いつものことながら早朝(7時)にスタートした私だったんですが、最初にあったのは・・・・
通勤ラッシュ
これでした(笑)。名古屋から東三河に向かうのは様々なルートがあるんですが、今回は豊田市を経由して・・・・こう考えていたんです。しかし、昨今の報道にもありましたが節電対策による自動車業界の土日操業、これがあったんですよね~。それで日曜にもかかわらず豊田市に通ずる道は大渋滞!! だったんです。豊田市=トヨタですから、今考えれば当たり前だったんですが、これには参りました(笑)。ただ、節電対策とは言葉が先行した感じ、大企業だけのもの、なんて意識も心の底にあった気がして、この渋滞にあったことで、やはり節電対策をこの夏は・・・・ということが改めて感じられて、それはいいことだったのかもしれません。でも・・・・日曜とはいえ通勤ラッシュにあうことで、遊びに行っていいのかな?という罪悪感も?妙な感じで生まれてきたりと、複雑なスタートでもありました!!!
豊田市を抜けると道中はスムーズ、真夏の青空と緑の鮮やかさが『夏だね~』という気分を盛り上げてくれました。また、山の方でしたのでゴルフに向かう方、バイクのツーリングの方も大変多く、この季節を待ちわびていた方も多いのでは?そんな気もしました。そうそう、意外に自転車ツアラーも多かったんです。山道(上り坂)を自転車で・・・・私にはとてもできないことで、こちらには頭が下がる思いでありました(笑)!!!
そんな道中の風景を楽しみながら到着したのは、愛知県新城市にあります『四谷の千枚田』!!! 先ずは説明不要、この写真をご覧ください!!!
青々とした田園が広がるこの風景、千枚田(実際には1,296枚だそうです)の風景は圧巻でした。また夏空の青と田園の青(緑)が見事なコントラストで、思わず『夏に来てよかったな~』という気持ちにもなりました。今までは写真でしか見たことのなかった風景だったんですが、風、田園の匂い、夏の匂い、そして遠近感など、写真では分からないことを五感で感じることができたのは、やはり探訪記の醍醐味と言うか、実際に行ってみなければ!!! という意欲を沸き立たせてくれる風景でもありました。
ふもとには駐車場もあり(無料)、そこから写真中央の遊歩道を通って上の方まで上がることもできます。ただ、到着した時刻(9:30)でも、既に真夏の日差しがジリジリ(笑)で、ここで体力を使っては後が続かない(笑・・・・日頃の運動不足じゃないの!!!)と思った私は、車にて上まで上がってしまいました(笑)。それが下の写真であります。
感想としてはですね~アクティヴな夏のオープニングに選んで良かったな~と言うのが率直な感想です(笑)。まあ、ここを読んで頂いている方は愛知県以外の方がほとんどなんですが(笑・・・・と思われます)、この風景はぜひ見て頂きたい愛知の名風景のひとつだと思います。
今回の探訪、実は『百選』という様々なカテゴリー(私がよく行く名滝百選など)の中で、日本の棚田百選というものがあったんです。日本全国の棚田が取り上げられているこの百選。愛知県には二か所あって、ご紹介した愛知県新城市(旧鳳来町)の四谷の千枚田の他に、お隣の設楽町にも『長江の棚田』というところもあるんです。それで次はこの『長江の棚田』に向かうことにしたんです。
ところが・・・・
あらかじめ検索はして行ったんですが、場所が全く分からなかったんですよね~(笑)。一部には秘境の棚田なんて表記もあったんですが、山奥深い集落にあるこの棚田。車が一台ぐらいしか通ることのできない道をひたすら登って行くんですが、四谷の千枚田のような案内板が出ているわけでもなく、道沿いに現れる訳でもなく、山道を何とかUターンして行ったり来たり、集落の道にも入っていったり・・・・それでも分からず『どうしたものか?』と思っていると、地元の林業の方々の休憩風景に出会ったんです!! これは!! と車を止め『スイマセン、地元の方ですよね?』という挨拶から、この『長江の棚田』の場所を伺ったんです。さすがに、この山中、そしてこの風貌の?私ですから(笑)最初は怪訝な顔をされていたんですが、快く道を教えて頂きその場所へと到着したんですが・・・・
そこは何の変哲もない田園風景。一部には荒れた田園もあり『ここが百選の棚田なの?』と思うような場所。まあ、快く教えて頂いたんだから、ここなんだろうな~とは思っていた私だったんですが、どうしてもネットで検索した風景とは違うことに、『違う場所にも棚田があるのかな?』と一旦、山を下りダメもとで最終手段である設楽町役場へ電話したんです(笑)。すると休みにもかかわらず宿直の職員の方が、ものすごく丁寧な、親切な応対をして下さり、迷った私の場所まで来て、そこから案内しますよ!! まで言われたんです。さすがのずうずうしい?私もそこまでは恐縮して急きょ、設楽町役場にお邪魔しました。すると、宿直の方が他の職員の方に電話で長江の棚田の正確な場所を問い合わせて頂いている最中で、気ままな探訪の私なのにホント申し訳なかったな~と思いました(ホントですよ!!!)。
その後、私のナビゲーションでの設定にまでお付き合い頂き、他の設楽町の名所などもパンフ等で教えて頂いたんです。ただ・・・・
四谷の千枚田に行った方がいいですよ
という妙な言葉。私は先に行ってきた趣旨を伝えると
千枚田を見た後ならガッカリされますよ。荒れ放題ですから。町としても千枚田のように観光スポットとして案内していませんから
などと否定的な言葉が次から次へと。
えっ?ネットの写真は素晴らしい棚田でしたよ?
いえいえ、あれは登録の当時の写真で、今は違っています。
それでもここまで来ましたから行ってみます、という言葉を残し少々不安でしたが再度、行ってみたんです。道はやはり同じ道でした(笑)。そしてその山道を上っていくと・・・・あれ?そうなんです。やはり先ほど地元の方に教えて頂いた場所ではないですか!! すると長江の棚田とは・・・・ちなみに棚田へ下りていく道は表示も何もなく、こんな感じでした。これから行かれる方のために?ここを下りて下さいという写真を一枚!! ね、ただの山道でしょ?写真では大きな道に見えますが、実際は車1台が通れる道なんです。そして長江の棚田は・・・・
ここがその長江の棚田でした。道路を挟んで右側は今でも水田として使われていますが、左側は休耕地というか荒地となっています。役場の方が話していた意味、私が千枚田と比べてしまったことが、理解頂けたと思います。
もちろん、石積みの棚田は残っているんですが、百選というものにはチョットばかりかけ離れた風景に、ガッカリしたというよりも、どうしてなんだろう?という疑問の方が生まれてきました。もちろん過疎化などの様々な事情はあると思うんですが、観光資源としては大切なものなんじゃないのかな~と。
例えば、維持のためにボランティアなどで、棚田維持ということもできるのでは?興味ある人たちで(設楽町以外の人たちも含めて)、棚田を守ろう的な感じで残していくこともできるのでは?そんなことも思ったりしました。また、百選を選定した後に百選のメンテナンスをしていなかったことにも?と思ったんです。選定後の棚田の様子を観察して、選定から外れていたところを登録したり、選定されていたところを外したりすることも必要なのでは?そんなことも思ったんです。だって、長江の棚田を楽しみに遠方から来る方々も多いと思いますから。
そんな対照的な二つの棚田を後に、一路温泉へ(笑)!!! 非常に暑かったということもあるんですが、これも友人からススメられていた岐阜県恵那市(旧串原村)にあります『ささゆりの湯』へ。そうですね~道中、面白かったのは稲武町を過ぎたあたりにあった通称『メロディトンネル』(笑)。言葉から何か分かります?これはトンネル内のロードノイズがメロディになっていたんです。曲は・・・・どんぐりころころ(笑)!!! 思わずニンマリでした。そして目的地の『ささゆりの湯』に到着したんですが、そこで周辺の観光地図を見て
あっ、滝がある!!!
こう思ってしまった私は、予定を変更(笑)近くにありました『お軽の滝』で涼をとってまいりました!!!
いや~滝はいいです(笑)。特にこの季節は滝つぼにいると天然のエアコンのごとき涼しさ!!! 温泉も捨てがたいんですが、私には繊細でありながら力強い(友人いわく!!!)滝の姿に、いつも魅了されてしまうんです!!!
と・・・・こんな感じのアクティヴな夏のスタートでありました。もちろん、日曜はある意味?みなさん、お楽しみのWIN 5 の記事もなかったんですが、これがその理由でありました。また一部には当日、帰ってから記事を書きますね~なんて予告もしていたんですが、残念ながらビールの誘惑に負け(笑)チョットだけ?先延ばしとなったわけであります。でも週末よりは早かったでしょ?
そんな夏のスタート、友人からは早くもこの夏のアクティヴ対決に白旗が上がったり?もしているんですが、いえいえこの秋の舞台デビューに向けての充電というか稽古もあったり、今週は京都の夏の到来を告げる祇園祭があったり(もちろんレポはありますよね!!!)と、それぞれの夏がやってきています。私も負けずにこの夏をアクティヴに行こう!!! という気持ちにさせてくれた今回の探訪記でありました!!!
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