奥さん、今日遅いよね・・・・
受験を終えた長男、バイトを終えた次男、ビールを飲みながらの私、先週のある夕食時の会話でした。ちなみに我が家のティーンはお母さんとは呼ばず奥さんと呼んでおります(笑)。
ああ、連絡があって仕事で大きなミスをやらかしたみたいで、後処理で遅くなるみたい
ええっミスったの?大丈夫なの?
珍しく?そんな心配の声を上げるティーンたち。そんな話をしつつ 時刻は午後九時を回り、私はそろそろ就寝時刻となり(笑・・・・早寝早起きですので)ティーンたちに後を託し、私は奥さんの帰りを待つことなく眠りに就いたのでありました・・・・。
翌朝、夫婦ふたりで日付が変わるまでの残業(昨日のミス)の話を一通りした後に
ところで昨日の話って子供たちにした?
もちろん、遅かったから心配してたと思うよ。向こうから聞いてきたから。なんで?
あのね・・・・
昨晩、深夜近くまでの残業を終え帰ってきた奥さん。いつもながら散らかった居間や食卓を見て疲れが更にどっと押し寄せるパターンを想像していたらしいんですが、部屋のドアを開けてみるとそこには・・・・
たたまれた洗濯物、綺麗に片付けられた食卓や居間、洗い物が全て食洗機に入れられていたキッチンと想像を遥かに超える(笑)状態だったそうなんです。聞くと起きていた(待っていたかどうかは不明ですが)次男が全て片付けたそうで、この話をする奥さんは朝から満面の笑みというか、泣き笑いというか、そんな表情がミスから一夜明けた朝にはありました。
私はこの話を聞いてこんなことを思ったんです。
今年は長男が大学受験だったんですが、今も昔も大学は試験や偏差値で決まっているようです。もちろん面接もあったり、その面接の内容や方法も時代とともに変わったりはしているようですが、いわゆる『数字』という分かりやすい物差しというか判断材料が主流であるということは変わっていないようです。これは就職試験や社会に出て企業(組織)の中でも同じで、毎月の売上、部下の管理、昇格や昇進などの評価も『数字』がまだまだ主流だったりもします。
我が家を例にとると数字のいい長男、数字の悪い次男(あえて分かりやすく展開しますが、次男もけして悪くはありません・・・・笑。次男の名誉のためと、親バカな私です)。その数字のいい長男は今回の一件で一切片付けを手伝うことはありませんでした。もちろん次男も普段はこんなことをやる男でもありません。それでも今回の一件を聞いて『自分は何をすべきか?』を判断して、自主的に行動したのが今回の次男でした。もちろんバイトもしていますから少しは社会(仕事)のこと、仕事場でミスをした母親の気持ちを理解できたのかもしれません。ただ、このことは今回言いたかった試験の『数字』には表れないことですし、数字を伴う試験結果にも反映されないことです。短い面接の時間でも、果たして面接官はこのこと(この行動、しいてはこの行動を取ることができる人)を判断、評価できるのでしょうか?
まあ自戒を述べるなら私だって例えば会社の内外で、人を見る(同僚を判断する)、取引先との折衝や外注先や営業マンに対しても『数字』に目が行きがちで、その人が持つ本来の姿(数字では分からない性格や行動)を見ているのか?そんなことを考えさせられました。10数年育ててきた我が家の二人だから今回の件は納得できるものでしたが、たかが数年、数時間、数十分でここまで『数字』に表れない人を見抜くことができるのか?そんなことを思ったんです。
『数字』という物差しは一見完全無欠なものに見える時もあるんですが、今回のような出来事に関してはとても無力というか判断材料には適さない。人を見る(見抜く)判断材料にとって『数字』は全てではなく、多くある中のひとつの物差しに過ぎない。そして何より受け手側(当人に相対する側)も安易な『数字』のマジックにとらわれて判断してはいけない・・・・そんなことも感じた今回の出来事でありました。ここの読み手の方はいかがでしょうか(笑)?
そんな『数字』のマジックにとらわれているのは何も人物の判断材料だけではありません。何が?競馬です(笑)。競馬ノートに並ぶ数字の数々も実は同じこと!!! サラブレッドは数字通りには走らないんですから!!! それでは『数字』のマジックを反省したのか?否か?今日の弥生賞の馬券公開です!!!
複勝+3連複の1頭軸は⑥キングズオブザサンとしました。よく見るとスティンガーの息子なんですね。今日はトゥザヴィクトリーの息子もいますし、『数字』には表れない息子のいいところを私は見抜けるでしょうか(笑)?
3連複は⑥キングズオブザサンを1頭軸に
③アデイインザライフ、⑧エイシンエルヴィン、⑨イタリアンネオ、そして⑩トゥザワールドです。
今日はこの後、久しぶりの探訪記取材です。近場で仕事っぽい?感じもしますがお楽しみにです!!!
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