今月行われたアップルのWWDC。もはや、この日に新型 iPhoneが発表されるという騒ぎはなくなりましたが、新しいiOS 9の発表にも正当な進化が話題となっただけで大騒ぎになるようなことはありませんでした。
そんなWWDCで一番大きな話題(なんせ One More Thing でしたから・・・・笑)となったのは、アップルが参入する音楽ストリーミングサーヴィスの『Apple Music』でした。これは定額料金を払って音楽聴き放題(チョット簡単に言い過ぎですが、まあそんなものです)というサーヴィスで、iTunesに続いてアップルが音楽業界の新しい在り方を提示する(とはいっても後発組なんですが)という鳴り物入りのサーヴィスのようです。
いつも自分のライブラリにある、何十年も同じモノばかり聴いている私などにはいいサーヴィス(後発だけに色々と仕掛けがあるようですのでそちらにも興味はあります)に見えるんですが、先日LINEもLINE MUSICなるサーヴィスを立ち上げ、日本では一歩先にアップルに挑んだり(LINEのネームヴァリューは圧倒的ですからね~日本では)様々なライバルがいるカテゴリーに挑むアップルが、このサーヴィスで勝ち残れるかどうかはまだ未知数なのでは?と思ったりもします。まあ、このサーヴィスに勝ち残るには、先ずは曲数だと思うのでその辺りは世界No.1の企業ですから(お金もありますから・・・・笑)揃えてくるとは思いますが。
このニュースを見て感じたことがあったので今日は書こうと思ったんですが、まず最初に思ったのは『音楽はいまだ金儲けになるのか』ということでした(笑)。昨今はCD売り上げが減少しているというニュースが聞かれ、CD離れを防ごうと様々な手段が取られたり(某アイドルグループ商法や某2人組ロックバンド商法が有名ですが)している訳なんですが、配信(ダウンロード)も減少したりという事も読んだりしますから、最近は音楽って聴かれないのかな~と個人的には感じていました。その割にアーティストのライヴ動員数は増加しているという記事も見るんですが、これは音楽(曲)とは違う要素(主にビジュアルが重要視されますから)もあるので、これで音楽は大丈夫なんです!! とは思えないところもあります。
また今は『情報はタダで手に入る(情報にお金を払わない)』時代だとも感じるので(これは我が家のティーン達の様子や仕事での商品の宣伝広告=雑誌を買って探すでのはなくネットでただで探すという行動を見ていて本当にそう思います・・・・笑)、果たして音楽(曲)という情報に定額とは言え、どれだけの人が今までのようにCDやレンタルのようにお金を払うのか?という疑問も湧いてくるんです。本当にいいもの、本当に欲しいものにしかお金を払わないという時代ですから、このストリーミングサーヴィスが本当にいいものとして認識されるまでは(本当にいいものになるかどうかも未知数ですからね今は)いかにアップルやLINEと言えどもすぐに成功するとも思えない気がしています。
ただ、何十年も音楽を聴いてきた一個人としては、こうして音楽をまた文化のメインストリートに戻すような試みが表れることは嬉しいことではあります。もちろん、今月末にApple Musicがスタートすれば入る、入らないを問わず調べることになるでしょうが(笑)。
果たして音楽ストリーミングサーヴィスから新たに音楽の発見があり、音楽が文化のメインストリートに戻ってくることはできるのでしょうか?期待と不安を込めてストリーミングサーヴィスの行く末を見ていきたいと思っています。
※先週の馬券公開はお休みしましたが、ここで後出しジャンケンをするような結果もありませんので割愛いたします(笑)。堅く収まったエプソムカップだけですから。
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