年に一度のSpeed Of Lifeを聴きながら（50歳の誕生日を迎えて）

今年も何とかこの日を迎えることが出来ました（笑）。昨年は入院生活をしていたこともありますが、改めて歳を取ると月日が流れていくのがこんなに早いものかと実感させられます。ただ今年の誕生日、今までとはチョット違う感じを持って迎えたような気がしています。もちろん区切りの50歳ということで、今までとは違う感じ（響き）もあったりするんですが、まあ半世紀を生きてきたとはよく書く言葉ですが半世紀といっても人間一世紀を生きられるわけでもなく（笑）、社会人として、仕事人として半分終わったかな？そんなことは感じています。

今年に入って様々な出来事が起こった訳なんですが、特に感じているのが2016年という年は『ロックの不幸な年』として記憶される一年となるのでは？そんなことが今回ちょっと違う感じかなと思ったキッカケでした。今までの私をご存知の方が多く読まれるこのサイトだと思うんですが年初来、最大の出来事だったデヴィッド・ボウイの逝去に始まり、EW&Fのモーリス・ホワイト、最近では殿下プリンスに至るまで、10代から愛聴してきたアーティストが相次いで亡くなったことを受けて、希望に満ちるこの先の未来（笑）ということより限られた未来をどう生きるか？そんなことを思うことが多くなったんです。

デヴィッドは69歳で亡くなりました。プリンスは57歳、プリンスならあと7年、デヴィッドでもあと19年です。19年というと長く感じるかもしれませんが、日本ダービーの馬券が買えるのがあと19回（笑）と思うとバラ色の未来が永遠に続くとは思えなくなってきます。限られた未来をどう生きるか？過ごしてきた過去をどう残すか？そんなことがテーマとして浮かぶんです。

過去をどう残していくのか？に関しては今の時代、自分史として手書きで書き残していくということよりインターネットを使って書き残していくという便利なツールも生まれたりしています。もちろん日々使っている手帳や競馬ノート（笑）などの手書きツールも大切に残したりしていますが、あえてまとめてスキャンしてネット上のクラウドに残すということもやったリ、このWebsiteはもちろんのこと禁断のSNSでありますFacebook（笑）を昨年の退院後に非公開ではじめ、時系列にライブの記録や写真などを自分史として作り始めたりしています。

では限られた未来は？なんですが、これは今まで同様というか、今まで以上に『ストレスは出来るだけ避ける（笑）』ということでしょうか（笑）。もちろん、このあとも家庭でも、仕事でも、予期せぬストレスが襲ってくるということは避けて通れないと思うんですが、あえて自分からストレスに突っ込んでいかない（これは言い方を変えれば避ける、逃げるというネガティブな表現にもなりますが）、上手くかわすということが出来れば・・・・そんな風に思っています。ここまで来て何かに『我慢』して新たに何かを構築していくということはこの上ないストレスですからね～（分かる人には分かる表現か・・・・笑）。

そうはいっても限られた未来に向け、まだまだ未知のものが多く残っていたりもします。例えばまだまだ行ったことのない土地、聴いたことのない音、出会ったことのない人・・・・こんな未知のものを自分の興味というファクターを通して経験していきたいな～とも思っています。前述のものと相反することなのかもしれませんが、自分の興味には忠実に、自分に興味がないことにはそれなりに（笑）それが50歳を迎えた私のわがままな宣言です!!!

さて毎年、自分の誕生日にはデヴィッドの『Speed Of Life』を聴いてもらうんですが、まさか今年の誕生日がデヴィッド不在の誕生日になるとは思ってもいませんでした。振り返ると2016年は年初の記事からデヴィッドのPVしか書かれていないんですよね～。

そんな訳で50歳を迎え、ますます様々なことにわがままになって行きそうな私ですが、今年一年も、これからも、よろしくお願いいたします!!!