私のお正月休み、元日は両実家へ年始の挨拶が最初の行事となっているんですが、2日の日はこれまた年中行事で?最初の運試し?に出かけるというのも、その一つだったりしています。いつもは名古屋競馬場や中京競馬場の場外発売がパターンなんですが、今年は少し違った挑戦を!! と思い、何を思ったのか(笑)今年は競輪に行ってみることにしました。さてさてどうなる事やら・・・・。
東海三県には、結構競輪場は存在しています。愛知県内だけでも名古屋、一宮、豊橋に競輪場はあるんです。ただお正月に開催していたのは豊橋だけ・・・・。どうしようか迷ったんですが、豊橋はまあまあ所縁の地?ということもあり、今年はお隣の岐阜県にある大垣競輪場へ行ってみるとにしました。以前にも書いたような記憶があるんですが、割と三重県にはお邪魔する機会が多い私なんですが、岐阜県にお邪魔する機会はなかなかないということもあり、開催していた大垣がいいかな?という単純な動機は相変わらず今年もなんですが(笑)。
昨日の名古屋は薄日が差すようなお天気。あまり深夜に起きていることのない私ですから(笑)、路面が濡れていることで昨晩は雨だったのかな~なんて思いながらの出発となりました。名古屋からはJRに乗って大垣まで30分ほどの時間、これは私にとっては意外でした。印象としてはもっと時間のかかる(遠い)場所だと思っていたからです。ただ・・・・稲沢市を過ぎたあたりから徐々に雪景色になってきたんですよね~(笑)。最初の停車駅である一宮に着いた時には白一色!! これには驚きました。名古屋からそんなに離れていない場所で、こんな風景に出合うとは!! 名古屋から北は雪がよく降るということは知っていましたが、それでも名古屋の風景とあまりに違うことは、いい意味で新鮮だったりしました。
さて大垣駅に到着(名古屋~大垣で¥740円)、駅に降り立つと・・・・もちろん一面雪だったことは言うまでもありません。名古屋から30分でこんなに雪が見られるとは!! しかも道路には雪はなかったんですが歩道はシャーベット、スニーカー姿の私は上手に?雪のないところを歩きながらバス停へと向かったわけです。
大垣競輪場までは無料バスが運行されており、あらためて公営競技のこういったサービスは嬉しく思ったりもしました。バスの中は満員というわけではなかったんですが、それでもお正月からの夢を見る方々(笑)が同乗しておりました。ただ、明らかに私の父親、祖父世代・・・・すごく私が小僧状態であったことはご報告しておきます(笑)。
大垣競輪場に到着、取り敢えずは寒かったので(笑)特別観覧席(¥500)に入り、ガラス張りの中での観戦をスタートさせました。ところで私は競輪に関しては全くの素人同然!! 競輪新聞もスポーツ紙も買わず、レープロ(というのかどうか?)を見ながら最初のレースを観戦・・・・次のレースの参考にと始めました(競輪ファンの方には怒られそうですが)。
大垣競輪場なんですが、どうしても私としてはJRA(中京競馬場)との比較からスタートしてしまうのは仕方のないことなんですが、やはりその施設や雰囲気は大変興味があり、特別観覧席を飛び出し(再入場のチケットもくれるんです)、競輪場をウロウロと?いつものようにし始めました。
最初に印象的だったのは発売窓口がとても明るかったということ。すごく透明度の高い作り方になっていて、鉄火場の暗さを払しょくするような作り方には、私のイメージは覆されました(笑)。自動券売機も新しいものが導入されているようで、その点でもすごく整備されていた感がありました。
公営競技には予想屋さんはつきもの(笑)。やはり大垣競輪場でも多くの予想屋さんがおられました。ただ独特のだみ声?は響いていませんでしたが。お客さんの年齢層はこれも公営競技では同じ風景で高く、これは特徴的でありました。これはいい面としては高齢者の娯楽として定着しているということが挙げられるんですが、その反面若い人が増えなければ売り上げが上がらないわけで、その点では新しい『何か』が必要なのでは?と考えさせられることもありました。それは場内の雰囲気にも表れていて、実際は写真より薄暗かったり、マークシートを書いていると時折、怪しい会話が聞こえてきたり(笑)とビギナーや新しい顧客が足を踏み入れるには敷居の高いところもあったりしました。まあ競輪というもの自体が競馬とは違い、熟練のギャンブルだったりもするので、そこでも敷居が高かったりするわけなんですが・・・・。
そんな暗~いお話ばかりでもなく、もちろんB級グルメもありました(笑)。これも公営競技ならではの楽しみのひとつ、今回も堪能してきました。お店のおばちゃんたちも非常に気さくで、私が初めて大垣競輪場に来たということを話すと、様々に色々な話をして下さいました。
毎度の串カツ(ソース)と今回はきも焼を頂いてまいりました。特にきも焼は岐阜ということで、名古屋とは味付けが違うのでは?と思ったりもしていたんですが、実際は同じでした(笑)。
当日は雪だったこともあったんですが、長靴で来ている方が多かったことや、こういったお店でのおばちゃんとに会話があったりと、ローカルな公営競技の良さというのはこういったアットホーム感もあるよな~なんて、先ほどのイメージとはまた違ったことも感じたりもしてきました。
ええっと車券(競馬では勝馬投票券っていうんですが、競輪では勝者投票券なんです・・・・初めて知りました)の成績に関してスルーしているんですが、都合3レース買いましたが全くダメ(笑)。当たり前です!! 競輪は熟練のギャンブル、そして競馬でも悪戦苦闘している私が競輪だけ当たるなんてことはありませんから・・・・と言い訳!!!
そんな大垣競輪場を訪ねて、また考えさせられることも多々ありました。年末のケイリンGP09の時や今回出向くにあたりWebで様々な情報を得たり、投票したりしてその充実ぶりを見ていたんですが、いざ競輪場に出かけてみると施設の老朽化などWebでは分からなかったことも多くありました。どうしてもネットでの情報と実際の施設は『無機質と有機質』的なところがありますから、こう現実が隠されてしまう部分も多いんですよね~。その昔、明るい未来ばかり(という訳でもないんですが)描いていたSF映画がブレード・ランナーで冷や水を浴びせられたような・・・・そんなことを思い出していました。ネットってスマート(綺麗)過ぎるところがありますからね、特にホームページなどは集客目的ですから仕方がないんですが。
またネット(仮想)ばかりが先行してリアル(現実)が取り残されているということも感じました。どうしても売り上げアップのために手っ取り早くネット投票やホームページの充実で集客(売り上げ)を上げようということは分かるんですが、そちらばかり力が入り施設は老朽化、雰囲気も暗い(発売窓口だけが明るいというイメージしか残っていないので)という、いざ競輪の楽しさを直に味わってみようと思っても、あの雰囲気に呑み込まれてしまってとか、こんな場所なの?とか華やかな仮想とシビアな現実のギャップが負のスパイラルになってしまっているのでは?と危惧したりしてしまった私でありました。
それでも今回の旅、私にとっては今年もこれだ!!! という気持ちを新たにしてくれたこともありました。それは・・・・
本当のリアルは現場にあり!!!
と青島刑事の受け売りのようですが(笑)、やはりネットや文献だけでは分からない現場(現実)を自分の五感で感じてみるという大切さを実感してきました。そこで感じた『何か』を今年も様々、ここで書いていき自己確認したり、みなさんにも『何か』感じてもらえれば!!! と2010年お正月明け最初の記事で思う私でありました。
今年もこんな感じで、様々な自分に興味あることにチャレンジしながら感じたことを関係ない話も含めて(笑)やっていきますので、今年もお付き合いよろしくお願いします!!!
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