再スタートを切った『アクティヴな夏』。プラスして『ドメスティック・ディスカヴァー愛知』なるサブタイトルも付して、最初に訪れた場所とは・・・・
愛知県犬山市
ここは愛知県と岐阜県の県境に位置し、愛知県の中でも有数の観光都市となっている場所なんです。ここを読まれる他府県の方(笑)でも、国宝・犬山城、明治村、犬山モンキーパーク、リトルワールドなどという名前は聞いたことがあったり、実際に行ったことがあるよ!! という方も見えると思います。この辺りは名鉄系?テーマパークのオンパレード(後は知多半島かな?)で、名鉄沿線にこういったテーマパークが多く存在しています。
それで今回、私がなぜ犬山を?と思われたかもしれませんが、先ほど書いた明治村などは愛知県の遠足の定番コースだったり、子供が幼い時は休日に遊びに行く典型的な場所なんですが(ですので行ったことがあったり、私も実際に明治村やリトルワールドの記事は書いたことがあります)、今回の伺った場所だけは名前は知っていても行ったことがない(行ったことがなかった)という場所だったんです。まさに知っていても知らない場所!!! だったわけです(笑)。
キッカケは『日本百景』なる言葉から昭和2年(1927年)に選定された『日本新八景』という言葉(場所)からでした。これは当時の日本人が投票で選んだ日本を代表する景勝地で、山岳、渓谷、瀑布(滝)、温泉、湖沼、河川、海岸、平原の8部門からなり、当時の日本(日本人)の観光に対する意識、また当時の日本人の心の故郷が分かるものだと思ったんです。そんな中に河川部門で愛知県の木曽川が選ばれていました。もちろん愛知県を代表する河川なんですが、私にとっては『そうなんだ、もっと有名な河川じゃなかったんだ!!』という驚きもあったりしたんですが、そんな木曽川に関心を寄せていた私が発見(笑)したのが今回の探訪記である・・・・
日本ライン下り
だったわけなんです。この日本ライン(下り)は木曽川の岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市の沿岸の渓谷を表す呼称で、その風景がドイツを中心とした『ライン川』の風景に似ていたことから名づけられたそうなんです。私・・・・日本ラインのラインは今まで『Line』だと思っていたんですが、実は『Rhein』だったわけで、初っ端から『知っているようで、知らないよな~』ということを痛感させられました(笑)。
この日本ライン下りは愛知県でも有名な観光の一つだったんですが、やはり前述の明治村や犬山モンキーパークなどとは違って家族ではなかなか行きにくい(と思ってしまう)場所だったり、川下りということからついつい敬遠しがちで、45年以上愛知県(名古屋)に住んでいても、今まで一度も行ったことのない場所でありました。実はこの探訪記取材を終えた後、私の周りにも聞いてみたんですが、私と同じように明治村などは行ったことがあっても、日本ライン下りは名前は知っていても行ったこと(乗ったこと)がない・・・・という人ばかりで、意外に愛知県人は私と同じ?感じでありました。
そんな日本ライン下りは先ほども書きました岐阜県美濃加茂市にある美濃太田乗船場から愛知県犬山市にある犬山橋下船場を結ぶ約13kmの行程を約1時間ほどで下っていきます。 これが頂いた日本ライン下りの観光案内なんですが、様々な形をした渓谷の岩々や早瀬といわれる急流など、1時間の乗船で様々な木曽川の風景が楽しめるような行程でした。ここからは日本ライン下りの乗船までを・・・・
先ずは予約ですが、これは木曽川観光のWebsiteから簡単に行うことができます。当日、予約なしで行っても乗ることができるかもしれませんが、予約した方が・・・・そのWebsiteには優待割引券があり(笑)プリントアウトしていけば、グループ何人でも料金が3,000円になりますので、お得だと思われます。
名古屋からは高速道路を使わないでも1時間半ほどで犬山市には到着します。私は11:00の乗船予約だったんですが、8時に出て9時半過ぎには到着しましたので(日曜日)余裕を持って行けば、さほど苦にならない道中だと思います。犬山橋下船場は名鉄・犬山遊園駅のすぐ横ぐらい(笑)で電車で行っても長く歩くことはありませんし、ビールも飲めますので(笑)電車の方がいいかもしれません。なぜかって?当日(8月7日)は真夏の陽射し、暑さ全開で、思わず『ビール飲みたいな~』と私は思ったので・・・・えっ?それは私だけ??? これが犬山橋下船場。右に停まっているのがシャトルバスで、車は河川敷(と言っていいのだろうか?)の駐車場に止めてシャトルバスで太田橋乗船場まで行くんです(無料)。もちろん太田橋乗船場に車を止めた場合は、下船後に太田橋乗船場までも送ってくれます。犬山橋下船場は駐車場が狭く、止め難いため、駐車場の広い太田橋乗船場の方がお勧めかもしれません。そして犬山橋下船場から見えた風景はこちら!!!
左に見えるのが『犬山橋ツインブリッジ』と呼ばれるもので、名鉄と道路が並行して走っている有名な橋だそうです。そんな写真をウロウロ(毎度ですね・・・・笑!!!)撮りながら、シャトルバスに乗車し一路、太田橋乗船場へと向かうのでありました。
バスはほぼ満員(30名ほどでしょうか)で家族連れ、親子三代連れ、夫婦、カップルがほとんど・・・・一人旅の私は羨ましく思いましたね~笑。普段は車での移動が多いですから、目的地までは一人、そこからも勝手気ままに探訪する訳ですから、そんなに今回のようなことを感じることはないんですが、バスの中で子供たちの歌声や歓声?夫婦やカップルの和やかな姿をみると・・・・たまには(ホント、たまですよ!!!)いいよな~これがホントの探訪記かもね・・・・と思ったりもしたシャトルバスの車中でありました(笑)。
そしてここが乗船場である太田橋乗船場。以前、名鉄が経営していた頃はレストランもあったようですが、経営合理化の波で地元の木曽川観光が運営するようになってからレストランは取り壊されたようで、乗船場はこんな感じになっていました。
ただ、先ほども書きましたが駐車場は道の駅のごとく?圧倒的に広い太田橋乗船場ですので、車はこちらに止めた方が無難かもしれません。そして乗船券・・・・ ちゃんと乗船時には切符を切ってくれます(笑)。乗船券右側の『割引いたします。』の文字が消えていますよね?あれが切ってもらった証であります。そしてひと組ずつ名前を呼ばれ、いよいよ乗船!!!
船はこんな感じでした。小学生以下の子供たちにはライフジャケットの着用、そして乗船した船のクッションは救命具になっており安全に関しても心配りのあるライン下りとなっています。そしていよいよ1時間に渡るライン下りのスタートとなったのであります!!!
そんな日本ライン下り。ライン川を彷彿とさせる風景を期待しながら、私にはライン川の『あること』も楽しみだったんです。それは・・・・
ローレライ
ロマンティック・ラインと呼ばれるライン川には『ローレライ』と呼ばれる岩山があり、そこに現れるローレライと呼ばれる妖女が船乗りを惑わせ、沈没させてしまうという伝説があったんです。これは予告記事にも書いたセイレーン(Siren)伝説にもつながるもので、惑わせる妖女の伝説など私にとっては日常茶飯事の出来事?ながら、この日本ライン(木曽川)にも現れるのか!!! という期待感もあったりしていました(妖女=魔女=女神は紙一重かな・・・・笑!!!)。そんなローレライを探す旅ともなった日本ライン下り、次回はそんな道中(写真)を公開いたしますので、お楽しみに!!!
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