8月最後の日曜日。そしてこの夏、最後の日曜日でありました8月28日。いよいよ2011年のアクティヴな夏も終焉を迎えることになりました。そんな最後の夏をどこで?と考えていた私なんですが、ドメスティック・ディスカヴァー愛知の中から・・・・そうだ!!! 一番似合わない場所、夏というのに行くことのなかった場所へ行ってみようと、今まで行くことのなかった(書くことのなかった)今回は愛知の『最先端』ということでこんな場所へと出かけてきました。
渥美半島
愛知県はご存じの通り、セントレアのある知多半島と今回お邪魔した渥美半島の二つの半島を有しています。ただ、知多半島の面する伊勢湾、そしてこの二つの半島にはさまれた三河湾(蒲郡競艇場がある場所です・・・・笑)は『内海(うちうみ)』ということもあり、比較的穏やかな海の眺めなんですが、渥美半島(特に太平洋側)は外海に面していますので、海の表情が全く違うんです。また名古屋からは知多半島や三河湾は比較的行きやすい(近い)場所にあるんですが、渥美半島は豊橋を通り越してホントの愛知県の端っこにあり、行くぞ!!! と気合いを入れなければなかなか行くことのない場所だったりもするんです(笑)。それで今回は気合いを入れて?向かうこととしました。
名古屋から伊良湖までは東名高速、一般道と様々なルートがあるんですが、今回は上限1,000円の恩恵も無くなり(笑)ましたので、一般道を使って向かうことにしたんですが、これが数年振りに通ったんですがかなり整備されていて、国道23号線(通称・知立~岡崎バイパス)は蒲郡市の手前である幸田町まで伸びていたり、そして田原市に入っても2007年のナビゲーションにはない(笑)道路があったりと、私の考えていた時間は大幅に短縮されていて2時間余りでの到着となりました。昔?3時間はかかったような気がするんですが・・・・。
渥美半島は愛知県の中でも比較的南国?の匂いが漂う場所で、道路沿いには椰子の木が多かったり、メロン狩りの看板が多かったり、電照菊などのビニールハウスが立ち並ぶ風景だったりするんです。昔から農業地帯というイメージもあるんですが、昨今はトヨタの田原工場(レクサスが製造されています)もあったりと市の施設はリッチっぽかったりもします(笑)。そうそう、帰ってから調べたんですがブロッコリーの生産は日本一だそうです。私?あまり食べませんが!!!
そして最初の目的地は写真の伊良湖港。ここは交通の要所という場所でもあり、同じ愛知県の師崎港(知多半島)や三重県鳥羽市に向けてのフェリーの発着場でもあります。また三河湾の各島へ渡る便も出ていたりします。写真右側は『道の駅 伊良湖クリスタルポルト』と呼ばれる旅客ターミナル。フェリーのチケット売り場やお土産物など道の駅でありながら海の駅?そんな感じの施設でありました。 そしてここから今回の目的である『愛知の最先端』へ徒歩で向かう訳なんですが、まあ夏の終わりとはいえこの日は暑かったです(笑)。ぐるっと一回りしてきた時はTシャツの色が汗で変わっていましたから!!! 汗をブリブリ!!! そんな感じは・・・・通り越していました(日ごろの鍛え方が足りないのでは!!!)。
さて・・・・そんな最先端へと向かう道中の最初の風景はこれでした。
遠めの写真では海水浴?に見えるかもしれませんね?では・・・・
分かりますか?ここ伊良湖(というか渥美半島)は先ほど紹介したような農業や工業といった特色の他に愛知県における(全国規模なのかな?)サーフィンのメッカでもあるんです。私には縁のない(笑)サーフィンなんですが、今の私の仕事上でのお付き合いのある方々の多くがサーファーだったりもして(例えばコメントくださる、ご無沙汰K・Kさんもサーファーなんです)、話を聞く場面はあっても実際にこの目でサーフィンを見たことのなかった私は、今回の探訪記の目的として『みんな、どんな場所で、どんな風にサーフィンしているんだろうか?』というのをこの目で見てみたいな~というのもあったんです。まあ、それが一番最初に目に入ってきたわけであります。
ただ、私がイメージしていた(多分にミーハーチックな映像しか見たことがないので)のは、頭から波が押し寄せるのをトンネルをくぐるが如く滑って行く(笑)シーンだったんですが、そんなことはありませんでした。また大型プールのように人が密集していて、その中でサーフィンしている(テイクオフ)している姿を見ていると『危なくないのかな~』という思いの方が強くて、意外にハラハラしながら見ていました。これは帰ってから聞くと、この場所は私の知る方々の行く場所ではなく、範囲も狭くサーフィンし辛い場所であるとのこと。またサーファーには(サーフィンには)暗黙のルールもあったりして、事故のないように気をつけながらやっているとの話も聞いたんですが、やはり時折大きな事故(衝突など)もあったりするそうです。
そうそう、サーファー・・・・日焼けして色が真っ黒!!! というイメージじゃないですか?もちろん、そんな方々ばかりだったんですが、こと日焼けに関しては私も負けていませんでした(笑)!!! ただ・・・・一つ違うところがあるとするならサーファーは全身真っ黒、私は服を着ていない範囲は負けていませんが、それ以外は白いですから海に入れば(水着になれば)サーファーではないことが一目瞭然だな?そんなことを思っておりました(えっ?サーファーに見られたいの???違いますが、夏はその方がいいかなっと思ったりして!!!)。
そんなサーフィンを見ながら遊歩道を歩いて行くと最初の目的地、最大の目的地が見えてきました。
ここが愛知の最先端である伊良湖岬であります!!! 目の前には内海ではなく外海、太平洋が広がっています。そして左が最先端のランドマークである伊良湖岬灯台。真夏の陽射し、海のからの風、荒々しい波に負けることなく、最先端に君臨する?愛知県の最前線へと到着しました!!!
思ったより綺麗に遊歩道なども整備されていて歩きやすい場所にありました。また記念写真のスポットにもなっていて、相変わらず?老夫婦に撮影を頼まれたりもしました(笑)。このアングルの位置でしばらくボ~ッとしていたんですが、暑かったんですが、よかったですよ~!!! もちろん陽射し、風とも強かったんですが、ここが愛知県の最先端、この向こうは太平洋なのか・・・・な~んてことを考えると、妙に開放的というかそんな感覚だったんでしょうか?
そして、伊良湖岬灯台を進んでいくと次に見えてくるのが恋路ヶ浜。読者の方にピッタリ?な場所へと到着いたしました!!! 昔、昔、高貴な男女の恋の伝説が名前の由来(田原市観光ガイドより)だそうですが、親子、夫婦、カップルが波打ち際ではしゃいだり、砂浜に腰掛けて海を見ていたりと、ほのぼのとした風景がありました。ここは数々の百選にも選ばれているようで写真のモニュメントが記念に建てられていました。
一番上は渥美半島を表し、その四つの柱が百選=日本の白砂青松、道、音風景、渚を表しています。また土台の石は地域のエネルギー、力強さを表し、空洞はここから眺められる太平洋を見て大きな心(正に必要では!!!)を持ち、真ん中の石に触れることで願いが叶うように・・・・そんな意味合いがあるそうなんです(右側の看板より)。森の人さん、変わりましたか?願いましたか?
んんっ?これは『願いのかなう鍵』というもの。伊良湖岬といえば島崎藤村の椰子の実が有名ですが、そんな遠き島より流れ着く椰子の実・・・・これを沖縄の石垣島に見立て、毎年プレートを流し、14年目にして遂にこの伊良湖岬に流れ着いたそうなんです。それを記念して願いをかける鍵をこの恋路ヶ浜に設置したとのことでした。当日はカップルがやはり願いをかけていました(笑)。もちろんここで『願いをかけたの???』という質問が来るとは思いますが・・・・ノーコメントにしておきましょう(笑)!!!
そして以前に福井県を探訪した時にも紹介しました『恋人の聖地』。もちろん愛知県はここであります!!! ここでも当日はカップルが鐘を鳴らしていましたよ(笑)!!! 私は写真だけ撮ってきましたが!!! そんな愛知県の最先端である伊良湖岬の風景。最初に書いたように汗だくで歩いたんですが、海風が意外にこの辺りから穏やかで多少?気持ちよかったかな?という感じでした。まあ暑かったんですが!!! そんな伊良湖岬を後に次の目的場所へと向かうことにしたんですが、突如!!! こんな風景に出会って『これは撮らなきゃ!!!』と思ったのがこれでした!!! 帰ってきてから田原市や恋路ヶ浜を調べると必ず登場するこのアングル!!! 私も思わず車を止めて撮った一枚なんです。伊良湖岬~恋路ヶ浜~太平洋の大きな波!!! 雄大でした。この風景をこの目で見ることが出来ただけでも、今回の探訪記は大成功!!! そんな気持ちとなったんです。特に真夏が一番似合うのでは?と思う伊良湖ですから、ロケーションとしては最高のひと時だったかもしれません。そして次に向かう方のアングルは・・・・
次に向かうのは先ほどもチラッと書きましたが、私の知る方々がサーフィンに行かれるという赤羽根方面。ここがいわば本当のサーフィンのメッカ。さてさて、それはどんな場所なのでしょうか?
先ずは目にも鮮やかな道の駅あかばねロコステーション。いかにも色がサーフィンなのでしょうか?そしてその眼前に広がるビーチこそがサーフィンのメッカであるロコなんですが・・・・
ビーチの前にある駐車場がガラガラでしたので(先ほどの伊良湖港は満車に近い状態でしたから)不思議に思っていたんですが、ビーチには誰もいませんでした(笑)。先ほどの伊良湖港はあんなに密集してサーフィンをやっていたのに?と不思議に思った私でしたが、実は帰ってから聞いた話だと、この日はサーフィンに適した波が伊良湖港しかなく、みなさんこの辺りにはサーフィンに行かなかったとのこと。素人はえっ?同じ波じゃないの?と思っちゃうんですが、風や湾の形など天候と地形が複雑に絡み合い、ポイントによってはこのようなこともあるそうなんです。またサーファー同士の連絡も密なんだそうで、波の良し悪しはすぐに広がるという情報網?も、こういったことにもつながるそうなんです。
ただ、私にとってはサーフィンが見られなかったことは残念だったんですが、誰もいない海ではウロウロし放題、写真撮り放題でしたからよかったのかもしれません(笑)。
やはり私がイメージするサーフィンの風景はこちらでした(笑)!!! なんだか別の世界に来たような風景が広がっていて、多くの方が写真撮影をしていました。ビーチは綺麗に整備されていて砂浜の手前は芝生や展望台もあったりして、穏やかな海のひと時を過ごすにはいい場所だな~こんな場所でサーフィンをやってるのか?羨ましいな~そんな場所(ホント異国でした!!!)が広がる風景でした。
最後はオマケ?という訳ではないんですが、私が過ごした大学時代(豊橋市)に最初に訪れた伊良湖(渥美半島)の場所を!!!
ここは太平洋ロングビーチと呼ばれる場所。何も知らずに最初に訪れた時は『ここは愛知県なの?』と思うほどの雄大な眺め、延々と続く砂浜、荒々しい波に驚いた記憶が今も残っています。実に20数年振り(笑)に訪れたんですが、ここも全く人はいなかったんですが風景は全く変わっていませんでした。ただ道路や施設などは綺麗に整備されていて、この辺りは全く変わっていましたが。でも私にとっては今回の探訪記で一番懐かしい場所でありました。
そんな2011年最後の夏。今回は初めて?といっていいかな?海の探訪記でありました。日ごろは街、山の多い私なんですが、今回の海の旅はこの海という景色の様々な表情、そして雄大さに目を奪われるものとなりました。また内海ではなく外海、太平洋を眺めながら海の向こうに思いを馳せる坂本龍馬などの思いに若干でも触れることができた?そんな思いも残りました。古から誰もが憧れた風景・・・・そんな感じでしょうか?そして山にもあるんですが、特に海は『母なる海』ともいわれるように、風景に吸い込まれる、引き込まれる『体内回帰』のごとく、穏やかで大きな心持(ホントに???)にこれも若干?なった気がしています。こんな風景をいつも見ることのできるサーファーの方々がチョットだけ羨ましいかな(笑)?
これで私の2011年の夏は終わり告げました。最後は誰もいない海・・・・という風景もフィナーレに相応しかったかもしれません(笑)。今日は9月4日、やっと夏の宿題が終わりました(学校時代と同じで提出期限が守られていませんよ!!!)。アクティヴな夏の締めは後日ということで、先ずはこの夏、最後の探訪記をお届けしました。みなさんも私のように、たまには?海を眺めて気持ちを開放するのもいいかもしれません。開放的過ぎる方は止めた方がいいと思われますが(笑)!!!
ねっ!!!
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