すでに毎年の秋の風物詩、お祭り(色々な意味で)、トップニュースとなっていますアップルが仕掛ける『iPhone』のリリース。今年も9月19日前後から興味があろうがなかろうがここの読み手のみなさんも、このお祭りを目にしたことだと思います。もちろん、ここでも予告しておりましたので私もその例に漏れず(笑)の一人でした。
毎回思うことなんですが、この『iPhone』のリリース。リリース前は期待から絶賛の声、リリース後はそれが手の平を返したように否定の声に変わるのは、どんなニュースと同じく面白いな~ということをいつも感じます(マスコミの手の平返しのように)。今回もその例に漏れず、カメラの出っ張りがおかしい、携帯しにくい大画面、果ては折れ曲がってしまうなど、様々な声が一部ネットユーザー(いつも思うんですが、この一部ネットユーザーって誰のことなんでしょうか?今や国民総ネットユーザー化していることを思うと、どこからの声を指しているのか不思議です・・・・得意の脱線)から出ているということでした。まあ折れ曲がりに関してはアップルからの公式アナウンス、今朝発表されたアメリカの消費者団体の実験などで収束に向かっているようです。
ここからはそんな批判的な声を考えてみます。
カメラの微妙な出っ張り、その数ミリの誤差は本体をその分、分厚くすれば解消されたのでは?という声なんですが、それはジョニー・アイヴも分かっていたことだと思うんです。それをあえて微妙な出っ張りを作ったこと、そこには何か意味があるのでは?そう考えるとサードパーティによるレンズなどの装着しやすさ(固定しやすさ)などのカメラのバリエーション(可能性)を考えて出っ張りを残し、iPhoneのカメラでコンデジやイチデジ市場も飲み込んでしまおうと策略する意図があるのでは?と私などは勘ぐってしまいます(笑)。アップルの公式 iPhone 6のPVなどでも世界でもっとも使われているデジカメと自信を持っていましたからね。音楽市場からカメラ市場も飲み込んでしまおうと。
そして大画面・・・・らくらくホンならぬらくらくiPhoneと揶揄される4.7+5.5インチのiPhone 6。確かに我が家でも片手で握って操作し辛い『幅』に関して、特にティーンたちからも賛否の声が上がりました。ただ48歳の老眼の私にとっては(笑)非常にディスプレイが見やすい(有り難い)大きさになったと思っています。しかしこの大型化に関しては、携帯性に乏しい、カバンに入れる人しか使えない大きさなどとの声も上がっていますし、確かにiPhone 4SやiPhone 5(及びS)の携帯性に比べると不便を感じることもあります。でもこれは4Sから5に変わった時(縦長になった時)も言われたことで2年を経た今、この縦長云々を言われることはなくなったと思います。とすると今はこの大型化に否定的な声もありますが、2年縛りの契約、2年ごとのフルモデルチェンジを考えて、2年後のトレンドを見据えた大型化だったのでは?とここでも勘ぐっています。
そしてこの4.7+5.5インチの携帯性に乏しくなったiPhone 6に関して、アップルは発表の日に別の答えも用意していました。
One More Thing・・・・
実はApple Watchというのは新型デバイスとして期待されて発表されたという側面、時計市場も新たに呑み込んでしまおうという以外に、このiPhoneの大型化、携帯性に乏しくなったiPhoneの欠点を克服するためにアップルが用意したモノなのでは?そう思ったんです。
確かにiPhoneのPVでは大型化するにあたって、最適なディスプレイが用意できるまでリリースしなかったという解説もあったんですが、Apple Watchが完成するまで出さなかったのではとも考えられるんですよね~。大型化することにより携帯性に乏しくなるという批判はジョニー・アイヴも分かっていたはずですから。そのため大型化されたiPhone 6の発表と同時にApple Watchも発表した(発表する必要があった)というアップルの策略も理解できるのでは?そう感じました。要はiPhone(6)とApple Watchは双子であるということです。ここでもこの先のトレンドを後発のデバイスを発表したということだけではなく、新たなトレンドを作っていこうとするアップルのしたたかさが垣間見える気がします。
まあアップルは今までも成功が続いた企業ではなく、失敗もあったり、批判も招いたりの企業だった訳ですから(最近では iOS 8.0.1の失敗もありました・・・・笑)、何食わぬ顔で2年後はこの大きなiPhoneが市場から姿を消してしまう、小さなiPhoneに戻すかもしれませんが(笑)。
そんなiPhone 6、ついに私の手元にもやってきました。ここからは今回のiPhone 6 狂想曲を少しだけ。
今回は2年契約が11月で終了するということで、12日予約開始日にソフトバンク店頭で予約しました。会社が終わってからでしたので16:00の開始ではなく18:30頃でした。19日発売開始から少し経った24日に店舗に『どうでしょうか?』と問い合わせのTELを入れると本日入荷とのことで25日に受け取りました。クルーに話を聞くと iPhone 6数十台の入荷に対して 6 Plusは数台。しかもカラーやGB数もバラバラで入荷時期が全く読めなかったとのことでもありました。また予約殺到で契約手続きも1時間ぐらいかかり、その手続きできる人数にも一日の中で時間の限りがあるため、入荷しても連絡できなかったり、遅れたりしていたとのことでした。入荷してもすべての人がすぐに契約できる状態ではないのが、今の iPhone狂想曲に拍車をかけているようでした。まあ早く欲しい(早く触りたい)ですからね~私もそうだったように(笑)。
そんな秋の狂想曲最終楽章でありました iPhone 6(Plus)リリースの雑感。最後はタイトルにもしましたこの写真です。左は 3G、右は6 Plusのボックスです。本国で iPhoneが初めてリリースされた時、スティーヴ・ジョブズは iPod機能のプレゼンでビートルズのサージェントペパーズを取り上げました。そんなサージェントペパーズのカラフルなジャケットのようなボックスととは打って変わって、今回は白一色!!! まるでサージェントペパーズリリースの後にホワイトアルバムをリリースしたごとくのボックスに変わりました。サージェントペパーズはビートルズの最高傑作、ロックアルバムの最高傑作とも呼ばれていますが、ホワイトアルバムは雑多なアルバム、メンバーがバラバラのアルバムとも言われています。でもこの雑多な好き勝手に作られたアルバムこそがビートルズを(メンバーを)裸にしたとも言われています。
ホワイトアルバムのような iPhone 6。ジャケットの中身を好き勝手に入れるのは私たち・・・・そうも思えてきています(笑)!!!
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