今日の探訪記も無事に終え(連休の渋滞もなく)、前回の宿題を終えるべくビール片手に(笑)愛機に向かいました。さてビールが進みハチャメチャな、まとまりのない記事となるのでしょうか(いつものことです!!!)?
前回に引き続きのトヨタ博物館探訪の後編。今回は国産車の歴史を軸に、タイトルにあります『あるクルマ』もご紹介したいと思います。
先ずはエスカレーターを3階上がると1955年型のクラウンが出迎えてれます。この観音開きのクラウンはプログレベース(だったかな?)でオリジンというモデルが販売されたこともありました。ここで前回のキャデラックの写真を出しますと
7年後のモデルではありますがよく似ていると思われます。国産車の最初はアメリカ車を模して(憧れて)作られていたのでしょうか?それにしてもサイズが違うのはアメリカと日本の当時の時代背景というか、国力というか、そんなことまで伝わってくる気がします。
今はトヨタ傘下のトラックメーカーという色合いの濃い日野自動車がルノー公団とのコラボで作った『日野 ルノー PA62型/1962 』。個人的にはこう言ったルックスは好きなんですが、ルノーといえば日産なんですが、すでにこの時代からルノーと日本の関わりが生まれていたとは知りませんでした。
こちらも日野 コンテッサ。スモールアメリカンな感じはリアのデザインにあります。この辺りはプレス加工の難しさというか面倒くささ?、今の歩行者に対する安全基準を満たさないのかもしれませんが、クルマらしいデザインだよな~私は思い取り上げました。日野もレトロモダンで作ればいいのに(笑)
フライングフェザーとフジキャビン。さながらエコカーの原点のようなモデル。これも今の時代なら?早過ぎたモデル?
軽自動車の原点ですね~スバル 360。昔はフォルクスワーゲン被れの私は馬鹿にしていましたが、改めてみると考えて作られた、日本のモータリゼーションの牽引役として、様々なエポックメイキングなモデルだなと見直してきました(笑)。
マツダの核心的な社風というか独自性というか、我が道を行くというか(笑)、マツダ R360 クーペ。マツダも元気になってきたんですからスズキからクルマをもらわずに軽市場に独自に復帰したら?と思わせる(作れるんではないか?)1台。後にツートンカラーのキャロルもあったので余計にこう思いました。
そしてホンダ。S500は最初の4輪自動車ということです。昨年の東京モーターショウでもS660がセンセーショナルに公開されましたが、ホンダの4輪の原点を見たいな~という今回の探訪記の思いが叶った最初の1台でした。
同級生フェチ(笑)ならではの私のワンショット。1966年のトヨタ カローラとダットサン サニー。見る方によって思いは様々だと思いますが、高度経済成長、日本のモータリゼーションの象徴的モデル、大量生産、大量消費、もはや戦後ではない・・・・日本が日本になったエポックメーキングな2台のモデルが並んでおりました。
そして1966年、このモデルも登場しました。今回、この探訪記を書こうと思ったキッカケ、このモデルのネットにはない生の姿をこの目で・・・・お待たせしました(笑)探していた1台とはこのモデルでありました。
ホンダ N360。私の愛車、ホンダ N-ONEの原点といいますか、ホンダの軽の原点でもありS500と双璧をなすホンダ4輪自動車の原点のモデルです。奇しくもN360はN-ONEとして現代に甦り、S500もS660として甦ろうとしています。前回の輸入車メーカーも自社の歴代の名車を現代の解釈で甦らせている(受け継いでいる)モデルは多数あります。温故知新というような堅いお話ではありませんが、メーカーが持つアイデンティティとでも言いましょうか、自社の歴史をリスペクトする姿勢は車に携わる(クルマ好き)者には格別のものがあったりもします。スズキのハスラーとトヨタのFJクルーザーとが似ているというのとは訳が違います(笑・・・・他メーカーですから)。
比較しやすいようにN360とN-ONEのアングルを対比してみました。
フロントグリルやテールランプには、その名残が見てとれます。
実は私の中でN-ONEのベストアングルはこの横のショットなんです。一部には中途半端な全高(他のトールワゴンに比べ)と言われていますが、リアエンドの切り方(角度)は絶妙で、他のトールワゴンとは一線を画すデザインはルーフの高さとリアエンドの角度にあると思っています。エクステリアから言えば他のトールワゴンと比較するのはナンセンスで、ダウンサイジングコンセプトから国産小型車、ミニやフィアット、フォルクスワーゲンなどの輸入車小型車との比較で考えるのがN-ONEじゃないかな?と私は思っています。もちろん国産小型車や輸入車に肩を並べるインテリアやエアバッグの数、横滑り防止装置やヒルホールドアシストなどの標準安全装備もそう思います。レーダーブレーキがない・・・・あれはCMで神話化されていますが誤解されている部分も多いのでは?(よ~く作動する条件を読まないといけません)と思います。
最後はクリティカルになりましたが(酔っぱらったの???)これはN-ONEを愛するが上だと思ってください。話を戻すとこの後は私たちに馴染みの深いスポーツカーが並んでいました。まとめてご紹介
そんな訳で2回に分けてお送りしましたトヨタ博物館探訪。ホンダ N360とホンダ N-ONEの温故知新を中心に楽しんできました。まだまだ数えきれない名車が並んでいましたが、あとは皆さんが訪れた時のお楽しみにしておきます。
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