さてさて昨日はドッ~と『毒吐き』を行った私だったんですが、そんな空っぽな頭と心で今回から先日宣言しました通り、知多四国八十八ヶ所巡礼の旅を遂に始めることにしました。お彼岸の入りという絶好の?シチュエーションの中、早朝から第一番の札所へと向かうのでありました。
事前に色々と知多四国巡礼の公式サイトなどで調べたりもしたんですが、頭でっかちになっても仕方がないかな~と思い、普段着で向かうことにしました。分からないことは回っていくうちに分かることですし、最低限のルールはプリントアウトしたので、それを守って拝礼すれば恥ずかしくもないかな~なんて相変わらずの行き当たりばったりの?私だったのでありました。
最初に着いたのは第一番の札所、愛知県豊明市の曹源寺であります。朝の8:00過ぎには着いたんですが、既に観光バスも到着していたり、駐車場にもマイカーが止まっていたりと、早朝から皆さん熱心だな~というのが第一印象でした。
手順通り、まずは合掌して一礼、手や口を洗い、ご本尊、お大師様をお参りしました。ここではお経などを知らない私は、普通通りのお参りを行いました。そして納経所という所で『納経帳(¥1,300)』を購入し、¥100を納めて御宝印(朱印)を頂きました。初めて巡拝しますということを説明すると、丁寧に色々と教えてくださり、写真のようなパンフとお経の紙も頂きました。これを片手にこれからの旅が始まっていくわけです。
この納経帳なんですが、パンフには『スタンプ帳ではありません』との戒めが書いてあるんですが、私にとっては『励み』になるかな~という思いがしました。もちろん写真を撮ったり、VOXに記事を書いたりするのも『証』として残るんですが、やはり自分の足跡を振り返るためにも、この台帳は励みになるよな~と感じています。
今回の旅、基本的にはクルマで巡拝する予定なんですが、幾つか回っていくうちに徒歩で回っていたり、自転車で回っている方も多く見かけました。当たり前のことなんですが、この知多四国巡礼は江戸時代にその元があります。幹線道路沿いにお寺があるはずもありません。私のクルマにはナビゲーションも付いているんですが、それでも何箇所かは迷いながら到着しました。幹線道路を走っていると看板、電柱の看板、のぼり等も立っており、分かりやすくはなっているんですが、道幅の狭い道路を走ったり(多分、大型3ナンバーでは無理な道もありました)、民家の間のような道もありましたので、クルマで回られる時は気をつけたほうが良いと思います。
それでも、車を止めてお寺まで歩いていく時には、色々な発見もあったり、考えさせられたりもしました。ホントにお寺を順に回っているだけなんですが、段々と私の日常に関して考えさせられたり、見知らぬ土地の風景や路地を楽しんだりと、巡拝以外の楽しさも徐々に感じてくることも出来ました。
札所に関してなんですが、私のイメージとしてはこじんまりとした寂れたお寺(どんな時代のイメージなの?)という先入観だったんですが、回り始めてみると立派なお寺が多かったことに最初の驚きを感じました。もちろん私好みのいい味を醸し出しているお寺もあるんですが、大きな駐車場も完備されているお寺も数多くありました。そうそう、今回回ったお寺に関しては全て駐車場が完備されていました。ただ、大型のクルマ(3ナンバーや5ナンバーでも大きなクルマ)は道中の路地(及び曲がり角)で大変なことになる(切り替えしが大変)気がしますので、お気をつけ下さい。
旅という言葉は大袈裟な身近なものなんですが、色々と出会いや温かさにも触れたりしました。特に納経所でのお寺の方との一言、二言の会話は何気ないことなんですが、気持ちのいいものでした。お疲れ様、初めてですか?、頑張ってくださいね・・・・などの言葉は気持ちの良さを感じると共に、次も頑張っていこうという気持ちを奮い立たせてくれる気がします。また回っていくうちに同じ顔ぶれと出会うようになりますので、会釈したりと何気なさも良かったりするんです(笑)。こういう経験も実は巡拝の一部に含まれている・・・・そんな気がしました。いい感じなんですよね!!!
巡拝されている方たちなんですが、圧倒的に?私の両親の世代だと思われます(笑)。ただ、リタイヤされたご夫婦、親子が自転車でのツーリングなど様々な形で楽しまれているように感じました。ご夫婦でもリュック片手に徒歩で回られている方、地図を顔を付き合わせて見ているご夫婦など、見ていて微笑ましいシーンをいくつも見ました。我が家では無理だよな~という自戒も込めて見ていたんですが(笑)!!! それでもこの旅、途中で島に渡らなければならないんです(いつになることやら)。その時は(その時だけは)私も付いていく・・・・と既に予約を入れられた方も我が家にはお見えになるんですがね(笑)。
最後は今回のツアーでの気に入った?ワンショット。道路にアーケードのような屋根が付いているところを発見。なかなか見かけないですよね~。多分、バス停か何かあったんじゃないかな~と推察されるんですが、なぜに私がこの風景に惹かれたかというと、私の田舎である九州の炭鉱の街を思い出させる風景だったんですよね。私が幼い頃に見た炭鉱の街には、こんな風景があったんです。それが思い出されて妙に懐かしかったんです。これも巡拝のおかげで思い出させてもらったと思っています。
こんな感じで第一幕は終了です。意外に?思ったより面白いものになりそうな旅です(笑)。事前に調べておけば地元のグルメとかもレポートできると思うんですが、妙にこれで満足できるツアーだったりしています。こんな面白いツアーなら続けられそうです!!!
『チャレンジ』の秋、前向きに面白くなりそうですよ!!!
これは僕もいつかやってみたいと思っていた八十八箇所巡りでは。道中の無事をお祈りします。がんばってください!
投稿情報: kitkat | 2008/09/23 19:54
[いいですね] まずは快調なスタートでなによりです。
針の準備はまだいらないみたいですね。
投稿情報: @u-ra | 2008/09/24 01:43
kitkatさんへ
おはようございます。
そうでしたか、ぜひ私の拙い巡拝の記録からkitkatさんも機会があったら、巡ってみて下さい。今回、何気ない駅のパンフから始まったこの試みなんですが、第二番の札所でお寺の方とお話をした時に・・・・
『きっと何かのご縁だったんでしょうね』
と言われた時に、私も何か感じるものがありました。今、この時に私にとって始めなければならない?始めようとした?何かがあったんだと思います。そして巡っていくうちに色々と普段の日常のことなど考えることがありました。自分の日常を振り返る機会としても良かったみたいです。頑張って続けますね(笑)。
投稿情報: 森の人 | 2008/09/24 08:01
@u-raさんへ
おはようございます。絶好の快晴の日に始まりました(笑)。最初は堅苦しい、年寄りじみた・・・・なんて否定的な部分も自分の中にあったんですが、巡っていくうちに何かいい意味で楽しくなってきた、自分発見の旅になってきた感覚でした。お参りを通じて日常の自分を振り返ることが出来た気がしています。これも弘法様のおかげかもしれません。頑張って続けていきますね!!
ところで・・・・針の用意はいりませんが、シップの用意は必要です。用意をお願いしますね(笑)。
投稿情報: 森の人 | 2008/09/24 08:06