最近はほぼ週一の更新と反省しきりの私でありますが(笑)、そうは言っても書きたいことや思っていること、ほぼ日手帳の下書きは山のよう・・・・(笑)。そんな中、やはりここから始めなければ!!! と今年最初の大型(なんでしょうか?)探訪記を、今日はみなさんに読んでもらおうと思っています。実はこの場所、年明けから友人との会話の中(以前の記事でご紹介した教授の『YAMAZAKI 2002』=サントリー山崎のCM曲)で、春になったら行ってみようかな~と思っていたんです。なかなか冬場は名古屋からですと雪の心配もありましたから。そんな今日は皐月賞も来週に(東京競馬場に)延期ということで、思い切って朝から出かけた訳なんです!!!
先ずは場所のご紹介から!!! 大阪府三島郡にあります『サントリー山崎蒸溜所』、私のイメージとしては京都?と思われる地にありました。名古屋からは約2時間、伊勢湾岸道~第二名神~名神を経由しての到着はスムーズな道中でありました。事前にネットから『ウイスキー蒸溜所ガイドツアー(無料)』を10時に申し込んでいたこともあり、9時過ぎには蒸溜所に到着していました。
ホントにすぐ前を電車(阪急+JRとのことですが)が走っていて、多くのマニア?が望遠レンズ付きカメラで列車を撮影していたのが、先ずは第一印象でした。蒸溜所のトーンは正にこの建物の色、落ち着いた雰囲気が、あの山崎ウイスキーに通じるものがあるよな~と思いながら写真を撮っておりました。
今回も?私一人で行きましたのでドライバーはもちろん私(笑)。受付を済ませると右の札を首からぶら下げていました。これで最後の試飲は・・・・ノンアルコール組の仲間入りです。また、左はネットに券がありましてプリントアウトして受付に出すと、来場記念で頂ける山崎のロゴ入りグラスです。プリントアウトしなくてもホームページを観ました!! と伝えてももらえるようなので、行った時は記念ですからもらってください(笑)。
受付を済ませるとツアーまで、こちらのウイスキー館でしばし歓談(笑)です。歴史や展示なども多くあり、待ち時間も楽しめるひと時になっています。写真で順にご紹介していきましょうか?
扉を開けると、サントリーの前身である『寿屋』の看板が、お出迎えしてくれます。そして・・・・
歴史を辿るパネル展示の後に圧巻のウイスキー展示!!! これには驚きました!!! また様々な原酒やウイスキーが約7,000本展示されており、集合時間を忘れて?写真を忘れて?見入っていた私でありました(笑)。
またポットスチルや発酵槽も実物大で展示されていました。もちろんテイスティングカウンター(有料)も設置されており、正にウイスキーの誕生から味わいまでを楽しむことができるライブラリーになっていました。そして定刻の10時からガイドツアーが開始されました。ここからは順に写真でガイドツアーをお見せいたします。
最初に出迎えてくれるのは創業者である鳥井さん達の銅像と初代のポットスチル(単式蒸溜釜)。ガイドの女性の方の丁寧な説明は分かりやすく、思わず聞き入ってしまいました(笑)。女性だから?いえいえ、これには訳があったんです(笑)!!!
そしてウイスキーが出来上がるまでを工程順に説明してくれました。印象として以前に行ったことのあるビール工場と比べて、原始的というか、機械化されていない(特に『木』を目にすることが多かったので)、何か良い雰囲気の工場だったな~というのが残っています。最初は仕込み・・・・麦芽から澄んだ麦汁を作る工程では仕込水が最も大切。ここに山崎に(離宮の水に)こだわったサントリー山崎蒸溜所の開設理由があるそうです。
そして発酵・・・・麦汁に酵母を加え発酵槽へ。写真は木桶槽=温度管理が難しい半面、保湿性に優れ、蒸溜所内に棲みつく自然の乳酸菌なども働き、豊かな味わいが加わるとのことでした。
最後は特徴的なポットスチルと呼ばれる独特の形状をした単式蒸溜釜。ここで2回に分けて原酒(ニューポット=若いモルトウイスキー)を取り出していくそうです。また直火蒸溜、間接蒸溜の使い分けやポットスチルも3種類の形状を使い分けることによって、タイプの違うニューポットを取り出し、再び蒸溜することによってバランスの良いものだけを取り出す努力がなされ、山崎の原酒は生まれてくるんです。そうそう最初のウイスキーって無色透明なんですよ!!! 知っていました?
そして私にとっては圧巻だったウイスキーを琥珀に熟成させる樽が並ぶ貯蔵庫!!! まるでインディ・ジョーンズにでも出てきそうなワンシーン(笑)。今日一番の光景だったかもしれません!!! ここで『琥珀』が奏でる調べが作られていくんだな~という場所。YMAZAKI 2002の曲のイメージはここなのかな?
また由緒ある最初の樽も未だに残っているとのことでした(1924年)。現在は樽のコンディションをキープするために新たにニューポットを入れてあるとのことでしたが、樽さえも大切に考えている山崎の、サントリーの心意気が伺えるひとコマでした!!!
ここまでで見学は終了。後は山崎の試飲が待っています(笑)。ただ、私は・・・・その前に冒頭の『離宮の水』の脇に咲いていた桜のワンショットを!!!
試飲は山崎10年をハイボールでブレンド。そして二杯目からは山崎の水割り、もう一つのサントリーウイスキーの代名詞である白州ウイスキーの飲み比べと、嬉しいひと時・・・・でも私は
なっちゃんとおつまみをここでは頂いてきました(笑)。これはいかん!!! とこんなお土産を最後に買って名古屋への帰路に向かいました。そしてBGMはもちろん・・・・!!!
サントリー・ウィスキー『山崎』「Yamazaki 2002」/ 坂本龍一
今回の探訪記、もちろん教授の Yamazaki 2002 、そしてこの曲にインスパイアされた友人との会話、色々な思いから伺ったんですが、一つ感じたことは先ほども書いたんですが、今までビール工場しか知らなかった私がこの山崎で『人間味溢れるウイスキー』が作られているんだな~ということを感じてきました。ラインではない製造過程に、温かさというか、時間というか、空間というか、正に機械が持たない人間の時間をかけた熟成・・・・そんなヒューマンなアルコールであると!!! そんな思いです。また今回の山崎蒸溜所は大阪府とのことだったんですが、私にとってはほとんど京都(笑)。京都界隈にはホント、興味深い場所が多いな~ということも改めて感じてきました。京都ね~興味深い場所も人もあるのかも(笑)!!!
そんな道中、今回は付き合ってくれた友人にも感謝!!! そして残念ながら快気祝いは出来なかったんですが、元気な声も聞こえてきた事にも感謝!!! そんな今回の探訪記でありました!!!
それでは記事も書き終えましたので、今から山崎を頂きます!!! なお、本日は競馬の記事はありません(笑)。
追記:最初の記事は当日にビールを飲みながら(もったいなくて山崎を飲みながらは書けませんでした・・・・笑)書いたんですが、多少?走り書き、一発書きの勢いはありましたが、アカデミック?なことが無かったので(いつもでしょ!!!)、山崎蒸溜所で頂きましたパンフレットを少々転記いたしました。オマケもね!!!
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