ゴールデンウイーク最終日です(今日もお仕事の方、すいません)。このゴールデンウイークは歴史に残る?出来事が昨日起こりましたが(笑)、万馬券ならぬ10万馬券は四半世紀の競馬人生で初めての出来事でした。色々と祝福も受けましたが、実は本人が一番驚きを持ってこの出来事を迎えております(笑)。まあ人生、悪いことの次にはいいことが待っている・・・・教えられた通りになりました!!!
そんなゴールデンウイークの初日、正にゴールデンウイークを体感する探訪記に出かけてまいりました。まあゴールデンウイークということもあり、あまり遠くへ行っても渋滞に巻き込まれるだけとは思っていたんですが・・・・
場所は愛知県のお隣、岐阜県にあります岐阜城(稲葉山城)です。以前から桶狭間古戦場や本能寺など郷土の英傑であります織田信長の足跡を訪ねる探訪記を書いてきましたが、今回はその居城でありますお城を訪ねてきました。何を思い立って岐阜城?とも思われるかもしれませんね。もちろん岐阜城にも興味はあったんですが、実は岐阜城のある金華山には「あるもの」が存在するんです、それは・・・・ロープウェイ(笑)。みなさんはロープウェイ、最近乗りましたか?私もここ最近はロープウェイなど乗ったことがなく、なぜか今回はロープウェイに乗ってみたい!!! という子供のような気持ちが沸々と湧いてきて(だって子供でしょ???)、ロープウェイのある行楽地に行ってみようということから決めました。この東海地区では三重県にあります御在所岳の御在所ロープウェイが一番有名なんですが、これも全国的に有名になりました東名阪の大渋滞の真っ只中にあります四日市に行かなくてはならず、この時期には無謀な選択だな?と、前々から行ってみたかった岐阜城を選んだ訳なんです。
通常、名古屋から岐阜城までは車で1時間ほどの距離にあります。開園時間が9時半ということもあり渋滞を考慮しても1時間半かな?との思いから8時に我が家を出発し一路、岐阜城を目指したんですが・・・・ゴールデンウイークで度々ニュースになります高速道路の大渋滞を甘く見ていました(笑)。先ずは名古屋高速から名神高速に入る小牧ICが既に大渋滞、しかも小牧ICから一宮ICのわずか一区間を抜けるのに案内板の時間は『70分』(笑)。ノロノロ運転というよりは高速道路上でストップする時間のなんと長いことか?普段は帰省ラッシュ、ゴールデンウイーク渋滞など蚊帳の外と思っていた私も『これが噂の渋滞か』と恐ろしさを実感しました。
恐ろしさを実感したのはまだあります。それは追突事故の多さでした。一区間の間に私が見ただけで3件の事故が起きていました。路肩に寄せられていた車両を見ながら、せっかくのゴールデンウイークなのに・・・・と思ったり、今から楽しい行楽地へ、実家へ、などと思っていたのに・・・・と最近、我が家でも起きた事故の辛さを思い返したりもしていました。また、今回は渋滞のため路肩を走り去る車両は皆無だったんですが、ツーリングバイクが我がもの顔で走り去っていくのにも違和感を覚えました。別に普通に走り去っていくなら構わないんですが、車両の間をジグザグで走っていったり、左側ではなくセンターラインを走り去っていく姿を何台も見ると『不意に車が動きだしたら危ないよな〜』とこんなことも改めて感じました。
定刻通り?一宮ICに到着、ここから北上していく訳なんですが、一般道も一宮市を抜けるまでは大渋滞。まあ今日は仕方がないと思い、慌てず、焦らず、岐阜城(岐阜公園)に到着したのは我が家を出発してから3時間半!!! 通常の3倍以上の時間を費やしました。ところが・・・・次は公園駐車場に止めるための入り待ち(笑)。結局、ここで1時間を費やし、車を降りるまでに4時間半を有しました!!! やはり恐るべしゴールデンウイークでした(笑)。
さて岐阜城(稲葉山城)、みなさんも教科書、ドラマ、映画でご存知の通りだと思いますが、斉藤家の居城として難攻不落の山城で信長を、木下藤吉郎(秀吉)を悩ませた話を見たり聞いたりしたことがあると思うんですが、実際に見てみるとこりゃすごい場所にあるな!!! と私も実感しました。それが最初の写真です。
ご覧の通り、険しい山頂に天守閣が見えます。5月3日は快晴ということもあり、山々の緑と青空に天守閣が映える一枚となりました。
この金華山、険しい山ということもありハイキングというよりは登山コースとしても有名のようでした。いくつかのコースから岐阜城を攻略することができるようで、ハイキング姿というよりは登山姿の方々も大変多く見られました。が、しかし!!! 登山を得意としたボーイスカウトの私も今回は目的が違いますので、登山道から岐阜城を攻略するのは止めておきました(それは体力的な問題でしょ・・・・笑!!!)。
そして目的の金華山ロープウェイ乗り場に到着。乗車券はおとな往復1,050円。片道切符は割高ですが、徒歩で登る方、下山する方は買われるようでした。もちろん私は往復を買いましたが。
これが念願のロープウェイ(笑)。さすがに長蛇の列となっていましたが、ゴールデンウイークということもあり、随時出発となっていましたのでテーマパークのような何時間待ちということはありませんでした。30分くらいだったかな?
これは下山した時に撮影したものですが、こんな感じで多くの方が並んでいました。やはり家族連れ、カップル、そして女の子のグループ(歴女かな?)が多く、男一人は私と前に並んでいた年配の学者風のオジさんだけ?だったような・・・・
さあ、いざ出発です!!! 高低差約250m、4分間の旅が始まりました。
ホント、見る見るうちに登っていく、そんな感じでした。そして当たり前なんですが『ロープウェイって、こんなに静かだったんだ』と、まるでエレベーターのようでした(まあ、似たようなものですからね)。そしてあっという間に山頂駅に到着、ここから改めて私の岐阜城攻略作戦がスタートしました。
最初は山頂駅横にありましたリス村。リスと触れ合える場所として人気のようで、多くの方が並んでいました。私?リスとは触れ合っていません。男一人でリスと触れ合っていたら可笑しいでしょ?
いよいよスタートです。当日はスタンプラリーも行われていたのかな?勇ましいコスプレの武士もたくさん見ました。まだスタートしたばかりですから、この辺りは私も元気でした(笑)
比較的緩い場所で撮影したので実感が沸かないかもしれませんが、非常に急な山道(階段)を登る場所が数多くありました。難攻不落と言われた由縁が実感できます(笑)。この辺りはまだペースも早く、脚も上がっておりません。
ちょっと反射で分かりにくいかもしれませんが、藤の花も咲いていました。
ここは二の丸門、ちょっと一息の場所です。二の丸柵などもあったんですが、写真がないということは・・・・お疲れモードに突入?だったかもしれません(笑)
二の丸の急階段を上っていくとついに岐阜城天守閣が見えてきました。たぶん、この場所が天守閣を撮影するベストポジションだと思われます。岐阜城の入場券もほぼこのアングルだと思われますので。
ここは天守閣までの途中にあります『太閤秀吉 千成びょうたん発祥の地』。岐阜城へのゲリラ奇襲を成功させた木下藤吉郎(秀吉)が、この場所で千成びょうたんを掲げ勝鬨をあげた場所として残っていました。
そして無事に天守閣に到着。ここで入場料200円を払っていよいよ中へと入っていきます。
階段を上がっていくと正面に迎えてくれるのは信長の肖像画。ここには多くの肖像画、甲冑、着物、刀剣など信長だけでなく岐阜城ゆかりのものが展示してありました。向こう正面には
斎藤道三の肖像画も展示してありました。さあ、ここを上がると本日のタイトルであります「信長が夢見た風景」が広がります。当日は快晴、風も穏やかで絶好のロケーションでした。それでは先ずはこちらから!!!
これは天守閣から南側、濃尾平野を一望するロケーションです。いわば信長が攻略してきた、故郷としていた清洲をはじめ尾張が一望できる信長にとっては『過去』を思う風景が広がっています。
ちょっとUP目で名古屋方面を撮影しました。岐阜城下、小牧山、そして清洲が一望できました。
真ん中あたりに二本の角のようなものが分かりますか?これは名古屋駅のツインタワーです。
名古屋市内のツインタワー、そして左隅にはナゴヤドームも確認できました。この風景は訪れたルイス・フロイスも絶景として母国に伝えているようで、信長にとっては自分が攻略してきた自慢の風景だったかもしれません。そして・・・・
これは西側、岐阜城攻略の激戦の場所として何度も語られてきた風景です。
この風景が先ほどの『過去』の風景とは対照的に信長が目指す『未来』の風景。岐阜城から見た上洛を目指す京都の方向です。濃尾平野の風景とは一変して養老山脈がそびえ立ち、遥か京の都は何も見えません。いわば来るべき上洛の困難さをこの風景から信長は悟っていたのかもしれません。
奥に雪を頂いているのが伊吹山、その向こう側が琵琶湖、安土、そして京・・・・この向こう側には何があるのか?困難さと上洛の夢が交錯する信長の愛した風景は実はこちらだったような気もしています。私も実はこちらの風景の方が印象に残っています。それは上洛の困難さを知っているからでしょうか(笑)?
以上が岐阜城攻略の顛末でした。帰りは下りだったんですが脚はブルブル、ガクガクで『渋滞の中、脚は大丈夫か?』と心配したりもしましたが、行きとは打って変わって渋滞も全くなく、予定通りの帰宅となりました。ちなみに後日、体の節々が痛いということはありませんでした(笑)。
今回は岐阜城を通して様々なことを感じたり、見たり、思ったりした探訪記となりました。渋滞、山登り、様々なちっちゃな困難(笑)を克服した後に天守閣からの絶景が待っていた!!! 正に困難(悪いこと)の後には素晴らしい(いいこと)が待っている!!! そんな探訪記ともなりました。次は信長のように、この風景の向こう側には何があるのか?という探訪記には多分なりませんが(笑)、ゴールデンウイークのひと時、ホントにリフレッシュされた風景を堪能してきた私でありました!!!
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