さて前回から書いております我が家にやって来たホンダ N-ONEのインプレッション。後編は写真を交えて私のお気に入りをご紹介していきます(写真は修正したんですが・・・・ヘボいです)。
先ずはカラーリングから。今回、このN-ONEはホンダが採算を度外視?したのか11色が用意されています。このバリエーションはパーソナル感が際立つもので、ここでもプレミアム感が前面に出ているんじゃないかなと思います。私なんですが、当初の希望はホワイトもしくはイエロー(別にYMOにこだわったわけではありません・・・・笑)が気になっていたんですが、私にも伴侶や息子たちがおりますので(これでも)ホワイトを選択しました。ただホワイトはオプションカラー(イエローもです)でプレミアム ホワイト パールと名付けられチョットだけ値段が高くなっています。
次にこのN-ONEはルーフとドアミラーの色を変えることができ、2トンカラーにすることができます。イメージとしてはミニやフィアット500(ガラスルーフやキャンバストップの場合)の雰囲気が味わえます。ただ納期がかかりディーラーの見込み発注でも数ヶ月がかかります。どうせならブラック×ホワイトのツートンにしようかな?と思っていた私でしたが、納期が5月以降と言われ、下取りの車検期限の関係から2トンは今回諦めました。2トン希望の方は納期に注意された方がいいと思われます。まあ、家族からはまたしても2トンは派手だからと反対はされていたんですが(笑)。ただ、息子たちは『どうせ2トンにするなら屋根じゃなくてボンネットをカーボンにしたら?』と藤原のトレノのようなことを言っていたんですが・・・・(頭文字Dです)。そんなカラーリングを選んだ私でしたがオリジナルに少しだけ遊び心を加えました。先ずは・・・・
ドアミラーだけを2トンカラーの仕様のようにブラックに変えました。これはイメージとしてはフォルクスワーゲンのゴルフR(ゴルフの中でフラッグシップとされるモデル)をモチーフにしました。昔からフォルクスワーゲンの大ファンだった私なので(実は古のビートル・・・・ニュービートル、ザ ビートルではありません。いわゆるカブトと言われていた時代のビートルにも乗っていましたので)ここは意識させていただきました。オプションでグリルもGTIのようなレッドのラインが入ったものも用意されておりそれも気になったんですが、ただひとつ気になったのは昨今の流行りでありますグリル中央のホンダのマークがLEDでほのかに点灯するということ(笑)。これはチョット恥ずかしいかな~と思い、GTIグリルは止めることにしました。えっ、LED配線を切っちゃえば?とも思いますよね。でもLEDが点灯するのでグリルは意外にお高いんです(笑)。点灯しないのを買うのはもったいない気も?
次は足元なんですが14インチのアルミホイールはプレミアムには標準装備されています、デザインはメルセデスベンツSクラス(W221)のデザインに似たホイールです。ここにフロントのキャリパーを赤にカラーリングしました。これはポルシェ、AMGを意識したかな(笑・・・・ミーハーですね~!!!)。ディーラー担当者からは(森の人)さん、お客さんでそんなところを赤に塗ってなんていうのは初めてです!! と言われたんですが、納車の時は意外にいいセンスかもしれませんね!!とお世辞も含めた?お褒めの言葉も頂きました。
そんな私のこだわりはこの辺にしてN-ONE独自のスタイリングで私がお気に入りの箇所をご紹介していきましょうか。
先ずはフロントマスクです。一目見たら忘れられない丸型ヘッドライトと愛嬌のあるグリル(笑)。これは一説にはたぬき?とも揶揄されるスタイリングなんですが、基本的に丸型ヘッドライトの好きな私には気にならない揶揄であります。そして上から下へとつながるクロームメッキのモールディング。これはフォルクスワーゲン+アウディに共通するシングルフレームグリルに似た感じで私はお気に入りなんです。またヘッドライトからつながるボンネットのラインはミニやポルシェっぽいデザインにも見えますが、これは意外にデザインだけではなく運転席に座るとフロントコーナーの見切りが良くなっています。なお、このフロントデザインはプレミアムでのデザイン(フォグランプを含む)で、グレードによっては変わります。
実は最初に驚いた装備はこのヘッドライトだったんです。ディスチャージヘッドライトを搭載し、ハイビーム/ロービーム切換有り(輸入車ではバイキセノンヘッドライトと呼ばれることが多いです)、しかもLEDポジショニングランプは丸型でBMWの通称イカリング(笑)まで付いていました。軽でここまで装備しているのか~とホントにビックリしました。これでヘッドライトウォッシャーでも付いていれば正にヨーロッパ車と肩を並べる装備・・・・ですが、まあそこまではいりませんよね(笑)。
後はリアからのスタイリングでしょうか。これはミニ~フィアット500やメルセデスベンツの流れ(流用、モチーフ、パクリ・・・・笑)が一番分かりやすく表現されている箇所です。でも私はけして嫌いではないんですけどね。
こんな感じで外観はホンダらしさ、輸入車(ヨーロッパ車)テースト満載のスタイリングになっています。さてここからはインテリアなんですが、インテリアに関して紹介するよりも、私が感心した性能面(むしろインテリアより気に入ったのはこちらかも?)を少し書きたいと思います。
どうしても見えるところより見えないところに気が行ってしまうのは私の性格だとは思うんですが(ご存知の通り!!!)、今回もこんなスイッチがまず気になったんですよね~。それは右のECONモード(エコロジー運転サポートモードとでも呼べばいいかな?緑のスイッチ)ではなく、その下にあるスイッチ。輸入車や国産車でも上級クラスで見たことのあるスイッチなんですが、これは『VSA』(ここでは解除スイッチ)と呼ばれるもので、ABS+トランクションコントロール+横滑り防止システムが一体化されたものが装備されており(軽にも2014年からは装備されるようですが)、へ~とこの愛くるしいN-ONEを見直したんでよね~。また坂道発進のいや~後退(ブレーキからアクセルに踏み代える一瞬)を止めてくれるヒルスタートアシストやサイドエアバッグ、トールワゴン特有のコーナーでのロール感を安定させてくれるフロントスタビライザーなど、ポップでありながらも見えないところにも力が入っている(高級車、輸入車に負けない)作りとなっていることもお気に入りとなったんです。
そんなN-ONEのインテリアも落ち着いたトーン(深い紫)のダッシュボード、ブラックウッド風のインテリアトリムがセンターパネルだけでなくドアパネルにも施されています。またシートはクッションがほどよく固く、高速や長距離にはもってこいのヨーロッパスタイルなシートでした。他にはパッケージですが本革巻ステアリングも選ぶことができます。ナビゲーションはクラリオンの一番安い2DINのメモリーナビ(NX502)をつけました。理由?基本ナビゲーションはiPhoneのGoogleマップや私が愛して止まないiOSマップ(笑)で十分ですし、テレビもほとんど見ないのでワンセグに。ただiPod+iPhone連動でミュージック+ビデオが再生、操作できることが必須条件でしたので、画面のようなiPod再生中の画面は気に入っております!!!
さて日曜から2日間ほどしか乗っていませんが、褒めてばかりもいられないので気になった点を2つだけ紹介すると、先ずは助手席側のグローブボックの蓋が振動でずれてしまうことがあります。これはグローブボックス内にETCやiPodケーブルを取り付けたことで、締め忘れなのかな?とも思ったんですが、ディーラー担当に聞くと数台に不具合が出ているとのことで対策部品もあるとのことです。これは改善余地ありなのかもしれません。また一番の不満というか改善余地があると思われたのがステアリングの軽さでした。まあヨーロッパ車(特にBMW)のハンドリングまで重くなくてもいいんですが、市街地走行でも直進時に軽いかな~と思う時があります。また高速では横風に振られる時にステアリングの軽さが気になったのも事実です。ホイールベースが長いだけに直進安定性はあると思いますが、この辺りはもっとどっしり感を持たせてもいいのではないか?そう思いました。
最後は愛車の弁護かな?このN-ONE、他の競合車種より価格が高め、燃費も若干数値が下ということを言われていますが、1kmの燃費よりエクステリア+インテリアの質を重視するならこちらだと思います。クルマ本来の喜びは乗って、出かけて、走らせてワクワクする!!! これだと思っていますので、1kmの燃費で魅力に乏しいエクステリア+インテリアを選ぶことは私には出来ませんでした。もちろん、ここはクルマに対する個々のスタンスですから、何が正しいということはありませんが、私は1kmの燃費より品質を選びました。
また某有名クルマ誌などにおいては、このN-ONEの価格の高さからフォルクスワーゲンのUp!が手に届くのでは?という比較も言われていましたが、ここも比べる次元がちょっと違うような気もしています。例えば税制面での軽の優遇や高速道路料金の割安感、そして忘れてはいけないのが輸入車(特にヨーロッパ車)は基本的にハイオクガソリンだということです。このあたりには私も含め維持費という点では敏感な要素になると思います(およそ仕事柄、そんなことは言ってはいけないんですが・・・・笑)。
まあ最後は昔を彷彿とさせる(久しぶりに書いたかな???)クリティカルな感じでしたが、また機会がありましたらこのN-ONEのその後をご紹介していけたらと思います。そして春を迎え、新たな2013年の探訪記をこのN-ONEとともに出かけられることを楽しみにもしています。
最後は・・・・オチの写真を一枚。今回のN-ONE、私がメインで乗ることにはなっているんですが、ナンバーは・・・・(笑)
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